Mac mini 2018 と macbook 2016 から新調した MacBookAir M3 でユニバーサルコントロールが頻繁に途切れる、繋がらない問題が解消したかもしれない(少なくとも私の環境では途切れが発生していない)ので、備忘も兼ねて残しておきます。
ユニバーサルコントロールの切断が発生した利用環境
まずはユニバーサルコントロールを使っている私の環境について整理をします。
・Mac mini 2018(Sequoia15.2)LAN接続 / Wi-Fi 有効 / Bluetooth 有効
・MacBookAir M3(Sequoia15.2)LAN接続 / Wi-Fi 有効 / Bluetooth 有効
それぞれの端末の物理的距離は1m以下、macminiはデスクの下に配置しており、macbookairはデスクの上に配置。遮蔽物はデスクのテーブル(木材)を隔てている状態となります。
ユニバーサルコントロール切断問題のトラブルシューティング
もともと Mac mini 2018(Sonoma)と MacBook 2016 の環境からユニバーサルコントロールを使用していたのですが、このときからブツブツと途切れる事象が発生していました。
Mac mini は bluetooth のつかみが悪い問題があるそうで、この時は macmini の背面(usbを刺す側) をデスク上の macbook2016 に向けた配置にしたところ、安定して利用ができていました。
その後、MacBookAir M3を購入、これまで同様ユニバーサルコントロールを有効にし、使用したところ、1,2分間隔くらいのレベルで切断・再接続が行われるようになり、再起動をしないと再接続ができない状態に陥ることも多々あるような状況。
Apple のサポートに問い合わせても、OS 再インストール、アンチウイルスのオフ/アンインストール、別プロファイル作成など案内されるばかりで、ダメ元で試してみましたが改善せず、サポートからの回答は諦め、自力で調査することに。
試しに、デフォルトのファイアウォールを無効にしてみたところ、ユニバーサルコントロールの接続が安定している状態になりました。ファイアウォールを常時無効にするのは気が引けるので、現在は、再度FWを有効に戻して除外設定を行っていますが、ぶつぶつ切れる問題は今のところ起きてはいません。
ユニバーサルコントロール切断問題が改善した方法
システム設定 – ネットワーク – ファイアウォール
ファイアウォールを有効にした状態で「オプション」を開きます。
除外ルール追加のため、+ボタンをクリックし、以下を追加
・システム\ライブラリ\CoreServices\ユニバーサルコントロール
・システム\ライブラリ\CoreServices\UniversalAccessControl
※UniversalAccessControl も含める必要があるかは個別確認していないのでもしかしたら不要かもしれません。
追加すると以下の様な画面になります。
外部からの接続を許可にしてユニバーサルコントロールのアプリをファイアウォールの対象から除外します。
もう一方の端末でも同様の設定を行います。
以上で私の環境ではユニバーサルコントロールの動作が安定しています。
ネットを見る限り、Sequoia (執筆時点 15.2)では、ファイアウォールに関する問題は多く発生しているようですが、appleサポートにはあまり報告がないそう。
参考にしたサイトを貼っておきます。


ちなみに、当方の環境では、MacBookAir M3 から AppleTV への AirPlay(画面ミラーリング)も正常に動いていないのですが、ファイアウォールを無効にしたところ、正常に動くようになりました。。(Apple サポートで OS 再インストールまでさせられたのに・・)
あと、bluetoothの設定にお互いのマシン(macbookとmacmini)を登録しておくと事象が起こらなくなったとという話もあるようなので、おまじないレベルですが設定しています。
その他、ユーザーアカウントを複数作成している環境にて、ユーザーアカウントを同一 AppleID で使用している場合はユニバーサルコントロールが安定せず、一つのアカウントを削除したら途端に接続された事象なども経験済み。