リモートデスクトップサービスで複数台のセッションホストを構成している場合、特定のセッションホストサーバーにリモートデスクトップ接続を行おうとすると負荷分散により目的のホストへ接続できなくなってしまいます。
RDSセッションホストの負荷分散を回避して目的のホストへ接続する
リモートデスクトップサービスで複数のセッションホストサーバーを構成した際、特定のセッションホストサーバーへリモートデスクトップ接続を行うと指定したセッションホスト以外に接続されてしまいます。
また、セッションホストから別のセッションホストへのリダイレクトが行われるため、エラーとなり接続ができない場合があります。
これは、接続ブローカー側の負荷分散が効いてしまっていることが原因になります。
コンソール接続などで代替可能ですが、「mstsc /admin」コマンドにて回避することができます。
目的のホストへRDP接続を行う[管理セッション接続]
リモートデスクトップ(RDP)には、「リモート PC 管理用のセッション」での接続方法があります。
「mstsc」コマンドへ「/admin」と指定することにより、管理セッションでの RDP 接続を行うことができます。
ファイル名を指定して実行
mstsc /admin
この方法であれば負荷分散がされずに目的のホストへリモートデスクトップ接続を行うことができます。
リモートデスクトップ接続の使用法には、この他にも接続時にウインドウの幅や高さを指定して接続したりすることができます。これは覚えておくとよいかもしれません。