【WSUS】管理コンソールの接続エラーを対処する【プライベートメモリ制限】

Microsoft Windows
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WSUS サーバーの管理コンソールを立ち上げた際に接続エラーがでて WSUS への接続ができず、調べたらアプリケーションプールのメモリ不足が原因だったとことがありましたので、備忘録として残しておきたいと思います。

※本記事で解説している解決策はあくまでいくつかある対処の中の一例となります。

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WSUS 管理コンソールの接続エラー

WSUS 管理コンソールを起動したところ、WSUS への接続エラーが表示され、接続が失敗していた際に IIS(インターネット インフォメーション サービス) ログの中にメモリが不足しているようなログがでており、調べたところ IIS のアプリケーションプールの WsusPool で指定するプライベートメモリ制限の設定を最適化する必要があるとのことでした。

WsusPool のプライベートメモリ制限値は、初期値で “1799916KBの値が指定されており、これは GB に変換すると 1.72 GB 程度のものとなります。

プライベートメモリ制限について

プライベートメモリ制限のメモリサイズについては、マイクロソフトのフォーラムで WSUS Support Team の方が本事象に対する対応について書かれていたものがありましたので参考として載せておきます。

このアプリケーション プールがリサイクルするまでにワーカー プロセスが使用できるプライベート メモリの最大容量が、既定では 1843200 KB (約 1.8 GB) に設定されています。

そのため、WSUS における同期や承認の設定、多数のクライアントからの更新プログラムの取得処理などが重なって、WsusPool が使用するメモリが多くなると、繰り返しリサイクルが発生し、動作が重くなることがあります。(場合によっては、WsusPool が停止することもあります。)

空きメモリに余裕があれば、この「プライベート メモリ制限」を引き上げることで、リサイクルが発生するまでの間隔が長くなり、動作が安定します。

引用:「WSUS 管理コンソールにつながらない!」を解消するための 7 つのワザ

アプリケーションプールのプライベートメモリ制限値を引き上げると動作が安定するようです。WSUS の使い方にもよると思いますが、4 GB で安定しなければ 8 GB 程度がよいとのこと。

プライベートメモリ制限のメモリサイズを変更する

1.「インターネット インフォメーション サービス マネージャー 」を開きます。

2.「アプリケーション プール」から「WsusPool」をクリックします。

3.「WsusPool」の「詳細設定」をクリックして起動します。

4.「詳細設定」にて、下部のリサイクル項目から「プライベート メモリ 制限」へメモリサイズをキロバイト単位で入力します。

5.「OK」をクリックして終了となります。

プライベートメモリ制限のサイズを変更したら念のため、WSUS と IIS のサービスを再起動します。

当方の環境では、これで WSUS 管理コンソールの接続エラーが解消され、正常に起動できるようになりました。

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