Windows 8 から新しくなったスクリーンショット機能により、[PrintScreen] と [Windows] キーの同時押しでピクチャフォルダへ自動で保存できるようになりました。
ただこちらの機能、スクリーンショットの画像ファイルの名前付けが数字の連番となっており、フォルダ内のすべての画像を削除してもいままの連番を引き継いで採番されます。
今回は、この連番をリセットする方法についてご紹介したいと思います。
スクリーンショットの連番をリセットする
スクリーンショットの連番をリセットする方法について説明します。
今回はさくっとに利用できるよう PoweShell のコマンドで実施する方法をご紹介します。
スクリーンショットの現在の連番を確認
まずは、現在のスクリーンショットの連番を確認するコマンドになります。
ピクチャに画像が保存されたままの状態の場合は、そちらでも確認する事ができますが、別の場所に移動をしてしまった、また削除したなどにより確認ができない場合はこちらを実施します。
※PowerShell は、管理者として実行して下さい。
コマンド
Get-ItemProperty -Path Registry::"HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer" -Name ScreenShotIndex | FL ScreenshotIndex
実行例
PS>Get-ItemProperty -Path Registry::"HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer" -Name ScreenShotIndex | FL ScreenshotIndex ScreenshotIndex : 5 PS>
出力された結果を確認します。
“ScreenshotIndex” という値が現在の番号になりますので、上記例の場合の連番は “5” ということになります。
スクリーンショットの連番のリセット
次はスクリーンショットの連番をリセットするコマンドになります。
「Set-ItemProperty」コマンドの “ScreenShotIndex” の “-Value” へ開始番号を指定します。
以下の例は、現在ログオン中のアカウントのスクリーンショットの開始番号を “1” へ指定する場合の例になります。
コマンド例
Set-ItemProperty -Path Registry::"HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer" -Name ScreenShotIndex -Value 1
実行例
PS>Set-ItemProperty -Path Registry::"HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer" -Name ScreenShotIndex -Value 1 PS>
これでスクリーンショットの開始番号は “1” から採番されるようになります。
これまでは、ScreenShot でコピーしてペイントへコピペでを行う方法やフリーソフトの Winshot などアプリケーションを使っていましたが、フリーソフトが利用できない環境でも標準スクリーンショット機能は使うことができるので、こちらを覚えてぜひ利用してみてはいかがでしょうか。