RD 接続ブローカーは、高可用性構成の際に 2 台の RD 接続ブローカーサーバーを束ねてクライアントアクセス用に接続名(DNS ラウンドロビン or ロードバランサにて構成)を使用します。
通常、RD 接続ブローカー高可用性構成後は、サーバーマネージャーから操作できる「展開の構成」プロパティからはパラメーターの編集を行うことができなくなっています。
一度構成してしまうとアクセス名の変更はできないように思えますが、以下の方法で変更することが可能です。
「Set-RDClientAccessName」で DNS 名を変更する
高可用性 RD 接続ブローカーの DNS 名を変更するには、管理者にて実行された Windows PowerShell より、「Set-RDClientAccessName」コマンドを使用します。
まず、RD 接続ブローカーの役割は既に冗長構成となっているので、アクティブなサーバーを指定します。冗長化されているどちらのサーバーがアクティブかわかっている場合は、本操作は不要です。
コマンド例
Set-RDActiveManagementServer -ManagementServer "<アクティブにする管理サーバー>.Contoso.com"
アクティブサーバーの変更後、変更したサーバーに対して「Set-RDClientAccessName」コマンドを使い、RD クライアントアクセス名の変更を行います。ここでクライアントがリモートデスクトップ展開に接続するために使用する新しい DNS 名を指定します。
コマンド例
Set-RDClientAccessName -ConnectionBroker "<アクティブな管理サーバー名.Contoso.com>" -ClientAccessName "<DNSラウンドロビン名.Contoso.com>"
これにより、構成を解除しなくても RD 接続ブローカーの接続名の変更を行うことができます。
構成変更後は、念のため、サーバーもしくは対象サービスの再起動と新旧接続名への接続を確認して構成変更されたことを確認します。
Set-RDActiveManagementServer (RemoteDesktop)
Use this topic to help manage Windows and Windows Server technologies with Windows PowerShell.
Set-RDClientAccessName (RemoteDesktop)
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